🌿 受け身とは何か ―「される」を操る術
まず結論から申そう。
受け身とは「〜される」「〜されています」と表す形であり、主語が“行う側”ではなく“受ける側”になる表現である。
たとえば――
- Active(能動態):
She writes this book.
(彼女がこの本を書く) - Passive(受け身):
This book is written by her.
(この本は彼女によって書かれる)
つまり、「何をしたか」ではなく「何がどうされたか」に焦点を当てるのじゃ。
🍃 基本の形 ― これだけ覚えればよい
受け身の形は極めて単純。
be動詞 + 過去分詞
例文(和訳つき)
- English is spoken in many countries.
(英語は多くの国で話されています) - This song is loved by many people.
(この歌は多くの人に愛されています) - The window was broken yesterday.
(その窓は昨日壊されました)
be動詞の部分で「時制」が決まるのが大事なポイントである。

🌙 否定文・疑問文の作り方
受け身も、形はbe動詞のルールに従うだけじゃ。
否定文
- This book is not read by many people.
(この本はあまり読まれていません)
疑問文
- Is this book read by many people?
(この本は多くの人に読まれていますか?)
答え方
- Yes, it is. / No, it isn’t.
シンプルじゃろう。be動詞がすべてを支配しておる。
🌸 能動態 → 受け身への変換
ここが試験で狙われる要所よ。流れを覚えるのじゃ。
手順
- 目的語を主語にする
- 動詞を「be+過去分詞」にする
- 必要なら「by+人」をつける
例
- The artist painted this picture.
(その画家がこの絵を描いた)
→
- This picture was painted by the artist.
(この絵はその画家によって描かれた)
🌼 by を使わぬ受け身 ― 実用の極み
現実の英語では、by を使わぬ受け身がよく使われる。
よく出る表現
- be covered with 〜
The ground is covered with snow.
(地面は雪で覆われている) - be filled with 〜
The room was filled with people.
(部屋は人でいっぱいだった) - be made of 〜
This table is made of wood.
(この机は木でできている) - be known as 〜
He is known as a great writer.
(彼は偉大な作家として知られている)
これらは「セット」で覚えると力になるぞ。
🔥 学習の要点まとめ
- 受け身は be動詞+過去分詞
- 主語は「される側」になる
- 時制はbe動詞で決まる
- by は省略されることも多い
- 説明文・ニュースで頻出
ここを押さえれば、英語は一段と自然に流れ始める。
🧪 修行の書(問題集)
【問題1】空欄を埋めよ
- This book ________ in many countries.(read)
- The problem ________ yesterday.(solve)
- Her songs ________ by many people.(love)
- The room ________ with flowers.(fill)
- This cake ________ by my mother.(make)
【問題2】日本語を英語にせよ
- この本は世界中で読まれています。
- その問題は昨日解決されました。
- 彼の名前は多くの人に知られています。
- この橋は100年前に建てられました。
🌕 解答
問題1
- is read
- was solved
- are loved
- was filled
- is made
問題2
- This book is read all over the world.
(この本は世界中で読まれています) - The problem was solved yesterday.
(その問題は昨日解決されました) - His name is known by many people.
(彼の名前は多くの人に知られています) - This bridge was built 100 years ago.
(この橋は100年前に建てられました)
🌿 結びの言葉
言葉とは流れ。
誰が動くかを語るか、何が起こるかを語るか――それだけで世界の見え方は変わる。
受け身を使いこなせば、表現は静かに、そして力強く広がっていく。
焦らず、一文ずつ口に出して鍛えるのじゃ。